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片浜どうぶつ病院症例ブログ

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『猫の心臓病』『咳をする』『開口呼吸』『呼吸が苦しい』

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『猫の心臓病』『咳をする』『開口呼吸』『呼吸が苦しい』

猫の心臓病


猫にも心臓病があります。今回は3つのパターンのエコー画像をご紹介します。



猫の心臓病は
今のところ有効な外科治療がなく内科治療が一般的です。






〇主な症状

・咳

開口呼吸(口をあけて呼吸をしている)

・呼吸が苦しい



特に、猫の開口呼吸は要注意です。猫は口を閉じて、鼻呼吸をする動物だからです。口を開けて呼吸しなきゃいけない状況自体が猫にとっては緊急事態です。心臓だけでなく呼吸器の病気も含めて調べていく必要があります。









↓↓猫の心臓病のイメージ図を見てみましょう↓↓






どの心臓病であっても心臓に負担がかかります。



内科療法として、薬を飲んで心臓を助けていく必要があります。








実際のエコー画像を見てみましょう↓↓



◇肥大型心筋症
心臓の心室という所の筋肉が肥大して厚くなっていきます。心室の内腔が狭くなっていき、心臓に負担がかかります。





拡張型心筋症
心臓は収縮することで血液を全身に送り出します。この収縮力が弱くなると心臓の中に血液がうっ滞していきます。また、心臓の心室という所の筋肉が薄くなっていきます。












◇肥大型心筋症 or 拘束型心筋症








猫の心臓病の主な症状

・咳
・開口呼吸(口をあけて呼吸をしている)
・呼吸が苦しい




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